治療法の現在までの流れ
今から20年ほど前は、インプラントはほとんど特殊な治療法という形で扱われていたので、ブリッジか入れ歯のどちらかが治療法として選択されていました。
入れ歯はその当時は金属バネ(ハリガネ)のようなものの種類しかなかったので、ブリッジにする人が圧倒的に多かったです。そのような中、15年前くらいからはインプラントも一般的になってきて、こちらを選択する人が増えてきました。
ブリッジを選択する人が減った理由とインプラントの関係
以前、ブリッジは一番多くの患者さんに選択されていましたが、土台の歯がダメになってしまったなどのマイナス面を患者さん自身が経験して、減っていく傾向にありました。「ブリッジにするために隣の歯を削りたくない」という理由でインプラントや入れ歯を選択する人が増えていきました。
そしてそのままインプラントを選択する患者さんが増えていくと考えられていました。しかし、近頃はインプラントの様々な評価の報道を受けて、インプラントを選択する人が減ってきました。
入れ歯という選択肢
反対に入れ歯は「ノンクラスプ入れ歯」というハリガネを使わない入れ歯など、入れ歯にも色々な種類が登場し、入れ歯を選択する人も増えています。
入れ歯とブリッジの選択としては、無くなった歯の隣の歯が、既にかぶせたりしてある場合は、ブリッジでもよろしいかと思います。健全な歯でしたら、入れ歯をまずは試して、それに不具合を感じたらブリッジを考えたらよろしいと思います。