部分入れ歯の費用
入れ歯を考えている方が、まず気になるのはお値段かもしれません。
初めて入れ歯を作られる方は、いったいどれくらいの予算を準備すれば良いのか、まったく見当もつかないということで不安になってしまうのも当然のことですよね。
どんな入れ歯を作るかによって値段には幅が出て来ますが、まずは、おおよその値段を知っておきたいとは、誰でもが思うことと思います。
初めて、入れ歯を入れる時には、通常は部分入れ歯になると思いますので、今回は、部分入れ歯の費用についてご説明します。
入れ歯の値段を理解するのには、まず入れ歯がどのような構造になっているかを知っていただくのが良いと思います。
入れ歯の構造
入れ歯には基本の土台となる床(しょう)と呼ばれるピンク色の部分があり、それにプラスして保険外の入れ歯では、コバルトやチタン、ゴールドやメッシュなどの金属床で補強することになります。
この床と、なくなった歯の部分を補う人工の歯である人工歯がつながっています。
またこれらを残った自分の歯にひっかけて、固定するための「クラスプ」という留めがねで構成されています。
保険の入れ歯と保険外の入れ歯
保険の入れ歯では基本的に金属のクラスプの入れ歯になります。
保険外では、クラスプが、金属ではなく、歯の色と似た白い色で目立ちにくくした入れ歯、ノンクラスプ入れ歯と言われるクラスプがない入れ歯等、様々なものがあります。
まとめますと、保険の部分入れ歯は、 ピンクの床の部分に白い人工歯とクラスプと大きく3つの要素でできています。
保険外の入れ歯は、ピンクの床の部分に、一部金属を使って、強度を上げることによって、薄く小さな入れ歯に仕上がることができます。
人工歯の部分も、保険では主にプラスチックですが、セラミック等の素材も有り、より自分の歯に近い、見た目を実現できます。
また、 クラスプについては、保険外では、クラスプの材質、クラスプがないもの、クラスプの代わりに、アタッチメントと言われるもので入れ歯を固定するもの等、多種多様な入れ歯があります。
保険の入れ歯の費用
今回は、保険の入れ歯の費用をお伝えしていきます。
入れ歯の費用は、型どりや、上と下の噛み合わせを決める等、出来上がるまでの準備の費用と、なくなった歯の本数や入れ歯に使う材料の種類によって変わってきます。
3割負担の方ですと、5,000円から14,000円位と考えていただければ良いと思います。
これに加えて、歯科医院に、これからかかる場合には、初診料等もかかります。またその方その方によって、お口の状態が違いますが、虫歯や歯周病の治療をしてからでないと、入れ歯が作れません。
入れ歯のクラスプをかける歯が、グラグラでしたら、クラスプをかけられないので、歯周病の治療が先になります。
最後に
まずは初回の診察に行った時に、おおよその回数や費用を尋ねてみてください。保険外の入れ歯の費用については、またこのブログで、情報をお伝えしていきます。