入れ歯で食べにくい方へ
入れ歯で食べにくい場合には、大きく分けて、2つの場合があります。
① 後から咬みにくくなる
元々は普通に咬めていたけれど、最近になって、よく咬めないというパターンです。
このパターンの最初は咬めていたと言う場合から説明していきます。まず、下の入れ歯が浮き上がってしまい咬みにくいと言うことがあります。
これは入れ歯としてと言うよりも入れ歯を支える歯ぐきの原因が考えられます。
具体的にはご病気等で歯ぐきがやせて、入れ歯の密着が悪くなって浮き上がってしまうことがあります。そうすると入れ歯がガタついて、痛みも出たりしますので、咬みにくいです。
ゆるくなった場合は、自然にぴったりしてくる事はないですから、早めに歯科医院で修理(裏打ち)してもらってください。
入れ歯のすり減り
次に入れ歯のすり減りで咬めない、咬みきりにくくなる場合があります。
靴をはいているとかかとがすり減るように、入れ歯も使っていると、歯、特に奥歯がすり減ってきます。そうなると、野菜の葉物類等が咬みきりにくくなっていきます。
その場合は、新しく作り直すのか、歯の部分だけ修理が可能なのかは、歯科医と相談してください。
すり減ると、たとえ右側なら、右側ばかりで咬んで、すり減りが、左右で片寄ると、上と下の咬み合わせのバランスが、悪くなって更に、入れ歯の不具合が生じます。
② 最初から咬みにくい
入れ歯にしたら、最初から咬みにくいというパターンです。これは、入れ歯の大きさ、入れ歯の厚み、咬み合わせといくつか原因があります。
これはまず、作った歯科で、しっかり調整してもらって下さい。
調整しても改善されない場合は、保険外の入れ歯なら、その問題が改善する場合もあります。
その場合は、どんな種類の入れ歯があって、それぞれどんなメリットがあるのか、費用がいくらかかるかは、しっかり説明を受けて、食事がしっかりできないと、健康でいるのに大きなマイナスになりますので、入れ歯が、咬めない場合は、早めに、歯科医院に相談に行ってください。