入れ歯が作れない場合の対応方法

入れ歯はとても有効なツールですが、入れ歯が作れない、きちんと合った入れ歯が作りにくい状況というものもあります。

お一人おひとりによって様々な状況が考えられますが、比較的よくあるケースについて挙げてみましょう。

お口の中の状況が良くない

まず、患者様のお口の中の状況があまり良くない場合が挙げられます。虫歯があるような場合や、歯周病などがある場合、歯ぐきの状況が悪い場合に、それを無視して入れ歯を作るということは有り得ません。

難しいのは歯ぐきの状況が悪い場合で、虫歯や歯周病は時間をかけて治療すれば改善の見込みがあるにしても、例えば歯が抜けた後に入れ歯を入れないままずっと放置されていたような場合には、歯ぐきの土手が無くなり入れ歯を作ることが難しくなることもあります。

合わない入れ歯を使い続ける

また、無理に合わない入れ歯を使い続けることで歯ぐきの状態が悪くなることもありますし、歯ぐきのデコボコが強い方ですと、難しい場合もあります。もちろん対応策は検討いたしますが、それでもどうしても難しい場合があるのは事実です。

その他には、インプラントを撤去した後にあごの骨が細くなり、入れ歯をはめられない状況になってしまうケースもあります。

インプラントというのは一般的に思われるよりも大きな手術であり、それを選択してインプラントがうまくいかなくて、インプラントを撤去した後に、入れ歯を作ろうとしても、非常に条件が悪くなってしまう事もあります。

骨や筋肉を少しずつでも付けて訓練すれば、徐々に入れ歯を作れるようになるかもしれませんが、ご本人の年齢や体質などもありますから、時間がかなりかかる場合もでてきます。

まったく別の理由で言えば、保険診療で入れ歯を作った場合、原則半年間は入れ歯を作ることは出来なくなります。

ただ、これは保険診療での話であり、保険外診療で作ることはできます。

まとめ

作ったばかりの入れ歯を無くしてしまったり、破損してしまったりした場合には、歯科医院に相談してみて下さい。

一番困るのは、入れ歯に関する専門知識を持っている歯科医が近くに無く、入れ歯が作れないというケースでしょう。

患者様のお口の中があまり良くない状態であっても、専門歯科医であれば出来得る限りの対処を行い、きちんと使える入れ歯を作ることも出来る可能性があります。

そうした技術の無い歯科医であれば、自分の手には負えないという意味で「入れ歯は作れない」「インプラントにした方がよい」とお伝えすることもあるかもしれません。

そうした場合には、少々通いにくい不便さがあったとしても、入れ歯の専門知識を持つ補綴歯科医のいる歯科医院を訪ねてみて下さい。

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患者様の感想

本入れ歯になる前の仮の入れ歯の治療は安心してうけられました。

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