入れ歯を入れていると気づかれたくない方へ
入れ歯を使われている方、もしくはこれから使われる方の要望で多いのは「周囲に入れ歯を入れていると気づかれたくない」ということです。特に女性の方には、これは切実なお悩みですよね。
入れ歯を引っ掛けている金属が見えてしまい、入れ歯を入れていると気づかれてしまうということを気にされる方も多いです。
入れ歯だと気づかれないようにするためには
これを避ける方法として、一つには、ご自分の歯に似せたかぶせ物で入れ歯を固定するというブリッジに似た方法(コーヌス)があります。
また、引っ掛ける部分がないデザインの入れ歯を使うという方法もあります。バネのないノンクラスプデンチャーというものですが、バネが見えるので人前で口を開けられなくなったという方にはオススメです。クラスプというのが金属のツメ(バネ)のことなのですが、それを使わない入れ歯のことです。
歯ぐきの色の問題
他には、歯ぐきの部分の色が非常に不自然なうすい、または濃いピンクなので、一目で分かってしまうという問題もありますね。
これは保険適用の入れ歯である限りどうしようもないので、もし保険外診療を選べるのであれば、自然でご自分の歯ぐきと遜色のないデザインに仕上げることも可能です。(歯ぐきのカラーリング)もしくは透明な素材を選んで、ご自分の歯ぐきの色を透けさせて見せるという方法もあります。
歯の見た目の問題
もう一つ大事なのが、入れ歯の歯そのものの見た目の問題です。人間の歯は決して真っ白でもなければツルツルでもなく、一本の歯の中でも、部分で色が違っていたり、表面に縦のスジが入っていたりします。
部分入れ歯で、前歯の自分の歯が残っている場合、残っている自分の歯に合わせて、入れ歯の人口の歯に手を加えて、となり合った自分の歯と同じような色調や形にすることもできます。
丁寧に作られた入れ歯は、本当に自然で、ちょっと見ただけで分かってしまうようなものでは決してないのです。
入れ歯のせいで唇の周辺にシワが寄ったり、また口元が不自然にふくらんで、そのせいで入れ歯だと気づかれることもあります。
まとめ
口元は思っている以上に一目につく場所ですし、楽しくおしゃべりをしたり、美味しいものを食べたりするときにはとても気になる部分ですよね。入れ歯に細かく工夫をすることで、サイズや厚みを調整し、口元の自然さを作り出すことはできます。
是非、歯科医としっかり相談をして、一緒に細やかな作製と調整をしてもらってくださいね。